ワーキングプアは、賃金が少ないために生活保護水準以下の暮らしをしている、ということは皆さん予想がつくと思います。例えば、アルバイト、パート、フリーター、契約社員など、といった所でしょうか。ここまでで、皆さんはどのように感じられたでしょうか?「賃金が少ないのであれば、もっとお金を稼げるようにがんばったらよい。結局、ワーキングプアというのは単なる怠け者だからだろう!」などという人もいるかもしれません。しかし、実はそんなに簡単な問題ではないのです。たしかに、ワーキングプアからの脱却するためには「転職」が一番の近道だ、ということになります。しかし、ワーキングプアに陥ってしまうと、そもそも転職、再就職が難しいのです。ワーキングプアには悪循環が生じるシステムがあり、抜け出すのが非常に困難となります。その悪循環とは一体どのようなものなのでしょうか?
ワーキングプアは主にパート、アルバイトである場合が多いと考えられます。一般的に、彼らは休暇、福利厚生などの条件が一般には正社員ほど整っていません。さらに、パートやアルバイトではスキルアップのための研修が受けられる機会を与えられないケースも多いと考えられます。休暇、福利厚生の諸条件が悪い。さらに、スキルアップする機会も与えられない。加えて、賃金が生活ギリギリであれば、仕事の後、さらにかけもちのアルバイトをこなす必要がある場合もあるでしょう。ワーキングプアからの脱却をはかるために必要なスキルを磨くお金も時間もなく、かといって生活するためには働き続けるしかないのです。まさに、生活するためだけに、働き続け、そこから抜け出すことはできない、という悪循環が続くのです。
ワーキングプア と呼ばれる人たち All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/08/24