さて、先ほど挙げた状態が続けば一体どうなるでしょうか?そのうちにワーキングプアの悪循環は解消されるのでしょうか?一生懸命働いていれば、神様が見ていてくれるのでしょうか?であれば、いずれワーキングプアから抜け出すことができます。ところが、世の中はそれほど甘くありません。ワーキングプアの悪循環には、さらに決定的な問題があります。それは、「年齢」です。中高年からのリストラをうけると、ワーキングプアに陥る可能性が高い、ということは指摘しましたが、今は一応二十台だから、などと安心している若者がいたら、ぜひ注意してほしいと思います。
一旦ワーキングプアに陥ると、何もスキルアップできないまま時間が経過してゆく可能性が高い、ということは述べました。このままの状態がしばらくは(あるいはずっと)続く、ということは予想できます。ところが、です。企業が求めているのは一体どのような人材でしょうか?そう、新卒などの若い人材を募集しています。また、30代を過ぎてからの就職、転職には特別なスキルや国家資格、即戦力の経験が必要とされます。また、派遣・アルバイト等の経験しかない場合、キャリアとはみなされず、正社員として採用されることは難しいと考えられます。
ただ生活をするためだけに働く、となれば、スキルアップすることなく時間が過ぎてゆくことになるのです。つまり、一旦ワーキングプアになってしまうと、抜け出せないまま時間が経過してゆく、という方向にパーセンテージが傾くのです。そのまま時間が経過してゆけば、さらに年齢的にあなたは不利になるでしょう。この状態になると、転職、再就職はさらに難しくなってしまいます。
ワーキングプアは、悪循環というシステムをもっています。さらに、アリ地獄のように誰かが落ちてくるのを待っているのです。
ワーキングプア と呼ばれる人たち All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/08/24